2020年6月9日火曜日

【鶴見川漕艇日記13-1】鶴見川漕艇場でシングルスカルを漕ぐ注意

宮ヶ瀬湖、相模湖が新型コロナ対策で閉場を続ける中で、いち早く鶴見川漕艇場が開場した。

しかし、新型コロナ対策で乗艇可能なのはシングルスカルとシングルカヤックだけ。早速還暦漕艇入門者の私は鶴見川に修行に出た。

鶴見川漕艇場でシングルスカルを漕ぐには、相模湖、宮ヶ瀬湖では要求されない難しい技術を要求される。

宮ヶ瀬湖でシングルスカルを漕ぐ場合、モーターボートが救命艇として伴走する。

相模湖でシングルスカルを漕ぐ場合、団体に属さない個人はトランシーバーを貸与され、沈したら通報し、モーターボートが救助にくる。救助されなければならない。
ところが鶴見川漕艇場ではトランシーバーの貸与もなく、救命艇の用意がない。
結論は、沈した場合自力回復しなければならない。

と言うことで、
宮ヶ瀬湖、相模湖で漕ぐより鶴見川で漕ぐには高い技術が安全上要求される。

そもそもローイングの練習には3つのタイプがある。
監督者との距離によって。

a)要支援…常に支援船が伴走するローイング練習
b)要監視…流の無い岸から200mより離れない水域を監視のもとでのローイング練習
c)非支援…開放された水域を支援船を伴わないローイング練習。救命胴衣を搭載。

ニュージーランドにはローイングについて
Rowing Water  Safety  Code 2016 がある。
ローインググラブの運営についての規定です。
その中でローイング練習の支援者との条件により、練習種類を規定している。


Preparation  to  go  Rowing
2.1.  Type  of  Rowing
a) Supported  –  skiffs  which  are  accompanied  by  a support  vessel  and  remain  under  their supervision  (all  boats  remain  within  500m  of  each  other).
b) Observed – skiffs  which  are  in  sheltered  waters  (where  flow  is  stagnant  and  the  sides of the  waterway  are  less than  200  meters apart)  and  are  under  the  observation  of an individual  who  is  not  in  a  vessel but  is  able  to  summon  additional help  if required.
 c) Unsupported  –  skiffs  which  are  not  accompanied  by  a  support  vessel  in  unsheltered waters  and  each  person  is  carrying  an  easily  accessible  approved floatation  belt  on their skiff.   

2020年6月7日日曜日

【鶴見川漕艇日記13】新型コロナビールスがもたらす新たな生活様式?

2020.6.6土 1000-1200 晴、風1m  鶴見川漕艇場、SS1を漕ぐ

新型コロナビールスの蔓延により、3月22日以降、全く漕げない日々が続きました。
他の漕艇場が閉鎖したままの状態で、2020/6/3以降、鶴見川漕艇場はシングルスカルを開放しました。
そこで還暦漕艇入門者の私は、鶴見川漕艇場はスキッパとして初体験ではありましたが、青梅から鶴見に電車通勤いたしました。
漕艇場には同じクラブに所属しているTH氏が勤められているので、予約から艇卸、揚艇までお世話になりました。ありがとうございました。

漕艇場も新しい生活様式

鶴見川漕艇場では現在、シングルスカルと1人カヤックしか練習できません。漕艇愛好者は沢山いらっしゃるのに…
新型コロナの出現により、鶴見川漕艇場がどう変化したか、写真を交えてご紹介します。
感染防止対策は3密を防ぐを徹底しています。
1. ソーシャルディスタンスの確保
2. 消毒の徹底
3. 利用前の体調確認申告と追跡情報の申告


写真1 入館前には手洗い必須
写真2. 利用申込書記入は屋外で
テーブル使用は2人まで
使用後は利用者が備え付けの備品で消毒

写真3. 貸出ライフジャケットは消毒して返却

写真4. 利用申し込みに受付をしますが、
注意事項が幾つか
手洗いと消毒の徹底
写真5. 入館時マスク装着とアルコール消毒の徹底

写真6 貴重品ロッカーは使用禁止
但しロッカー室内ロッカーは利用可でした。
写真7. 更衣は会議室で、それも人数制限あり、
多くの人が更衣に集まれば順番待ちも。
2階のフロアでは待つ位置も指示があります。
写真8. 更衣室になった会議室
テーブル7台配置、1台を2人で使用。
制限時間あり、使用後は消毒徹底
写真9. パントリーは使用禁止

写真10. トイレは人数制限
ソーシャルディスタンス確保の為、便器使用禁止も徹底

写真11.ロッカーは利用できます
長居は禁物


写真12. パントリー、シャワー室は利用禁止


写真13. オール返却時、グリップは消毒



感想

これだけ長い自粛期間でも、ウィルスは消滅しませんでした。
これからはウィルスといかに共存するかを自ら考えて生活しなければならない。それを実践している鶴見川漕艇場をご紹介しました。まさかここ迄やっていらっしゃるとは。

PCR検査を徹底すれぱ感染率は日本も韓国と同等2%でしょう。100人に2人が感染し、1万人に4人が発症する。しかし、インフルエンザでは毎年1千人近くがお亡くなりになっているんです。
新型コロナは手立てが未知なだけ恐ろしいのだと思います。
新型コロナと共存するには、新しい生活様式がローイングの世界でも必要となるということを、体験した有意義な鶴見川漕艇でした。

今は環境条件から、3密とは縁のないシングルスカルしか漕ぐことが出来ません。漕艇愛好者の内でもたったシングルスカラーだけの為に、ここまで準備され、漕艇場を開場して頂いたスタッフの皆様には感謝です。
ありがとう!

これらの対策を相模湖漕艇場、宮ヶ瀬湖ボートクラブでどういう形になるのかと感じました。
鶴見川漕艇場のこれらの対策の考案と実施は、しっかりした上位文書があると感じました。

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