2017年8月24日木曜日

シングルスカル 安全 13 Coastal Scull 序章

 「健康のために漕ぐ、健康だから漕ぐ」

 漕艇の目的は何?と問われると「健康のため」と答える。60才迄、如何なるスポーツにも縁が無かった私が、真剣にボートに取り組む様になったのは、体力と健康の維持のためです。
漕艇は運動とては、全身運動で、かつ、衝撃が少ないので、高齢者の方々に愛される生涯スポーツである。世界、国内的にも、高齢者が競漕する「マスターズ」に出場する愛好者が多い。
 漕艇愛好者が、競漕指向であるのは世界共通です。それもそのはず、使用する艇自体が競漕用の艇です。
 私は何故漫漕か?楽しい1日を有意義に過ごすには、長距離を漕ぐのが大事です。およそ2時間、漕ぎ続ければ、10キロ以上は漕ぐことができる。「漕ぎ」は脚の屈伸運動をオールに伝えて、水を掻く、全身を使っての運動です。力漕せずとも2時間で1千カロリー消費可能な運動は他にはない。走れば心肺数は上がりキツいだろうし、歩けば一体どれだけ時間が要るかと考えると、「漕ぐ」を選択することになる。

「シングルスカル」

 自分の好きに漕ぐことが出来ると言う点では、シングルスカルは最適です。ダブルスカルを持っていても、中々一緒に漕ぐ相手が見つからず、艇が眠っている状態が多いのではと思う。
 必要な運動をしたい時にできる点では漕艇種の内、シングルスカルは最適なのですが、この艇種、やはり競技用艇なので、横断面積は極力小さく、細い丸太の様に、不安定で、オールを放せば、すぐに転覆、落水で、最初は中々始め難い。しかし、シングルスカルを始めるには、シングルスカルから始めないと、始まらない。シングルスカルを漕ぎたければ、早くシングルスカルに取り組むべきです。

「Coastal Scull は安全、漫漕派に最適」

 シングルスカルは復元性がない。常に転覆しようとする。転覆しないのは、漕ぎ手がオールでバランスを取っているから。
 シングルスカルは競漕用で静かな水面を速度が出せる船型です。しかし、逆に言えば、使用環境はひじょうに狭い。水面に波でもあれぱ使えない。

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