2018年2月18日日曜日

日本帝国海軍艦艇の生涯「ニミッツ提督」から

本「ニミッツ提督」の巻末には日本海軍の艦艇の顛末が記されていた。

戦艦12、空母25隻の生涯が書かれていた。
空母、信濃にいたっては、就航して10日目で沈没。

この事実から

艦艇は航空攻撃で沈没する。
艦艇は潜水艦の雷撃により沈没する。
当時、空母艦載機で構成される航空攻撃隊を有しない海軍はあり得なかった。
時代の流れと言うか、今は対艦ミサイルもある。

宮様の威厳を借りて予算を分取り集めて建造した艦艇、あの時代どうしても使いたかったのだろう。
そこで日本が艦艇の制限数を決める条約を破ったら、今度は米国は数千の艦艇を建造してしまい、その標的にこの日本の700足らずの艦艇がなった。
何ともお粗末な開戦ではなかったのかな?

日本軍艦艇の生涯

戦艦
金剛 金剛型 T2.8.16 S19.11.21 雷撃
比叡 T3.8.4 S17.11.13 航空
榛名 T4.4.19 S20.7.29 航空
霧島 T4.4.19 S17.11.15 水上戦
扶桑 扶桑型 T4.11.8 S19.10.25 水上戦
山城 T6.3.31 S19.10.25 水上戦
伊勢 伊勢型 T6.12.14 S20.7.28 航空・解体
日向 T7.4.30 S20.7.24 航空・解体
長門 長門型 T9.11.25 終戦 ビキニ原爆
陸奥 T10.10.24 S18.6.8 爆発
大和 大和型 S16.2.16 S20.4.7 航空
武蔵 S17.8.5 S19.10.24 航空


空母
赤城 正規 S2.3.25 S17.6.4 航空 ミッドウェー
加賀 S3.3.31 S17.6.4 航空
翔鶴 S16.8.8 S19.6.19 雷撃 カパラ
瑞鶴 S16.9.25 S19.10.25 航空
大鳳 S19.3.7 S19.6.19 雷撃 アルバコア
信濃 S19.11.19 S19.11.29 雷撃 アーチャーフィッシュ
蒼龍 中型 S12.12.29 S17.6.4 航空 ミッドウェー
飛龍 S140705 S170604 航空 ミッドウェー
雲龍 S190806 S191219 雷撃 レッドフィッシュ
天城 S190810 S200724 航空 転覆
葛城 S191015 終戦
鳳翔 小型 T111227 終戦
龍驤 S080509 S170824 航空
龍鳳 改造 S171128 終戦
千歳 S190101 S191025 航空
千代田 S1810031 S191025 航空
祥鳳   S170126 S170507 航空
瑞鳳 S151227 S191025 航空
神鷹 改造商 S181215 S191117 雷撃 スペードフィッシュ
海鷹 S181123 S200724 機雷
沖鷹 S171125 S181204 雷撃 セイルフィッシュ
雲鷹 S170531 S190916 雷撃 バーブ

これに対して米国は数千隻、兵士数百万。
それを統括したニミッツ元帥は、有史に残る指揮官で有った。
それだけ巨大な軍を適正に使える指揮官に相応しい人だったに違いない。

ニミッツ提督は、有史以来の戦争指揮官が有した戦力の合計よりも更に大きな未曾有の戦力を持って、日本軍を敗退させたのでした。

米国は本当に真珠湾攻撃を知らなかったのか?
あれだけ米国は日本の暗号を解読していたにもかかわらず。
真珠湾攻撃を知らなかったとは思えない。
真珠湾攻撃時、空母も一隻も真珠湾には居なかった。

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