漕艇練習中、K高のシングルスカルが転覆した様で、同僚艇のクォドルプルがシングルスカルを曳航しているのが見えた。クォドルプルのコックスが反転したシングルスカルの舳先を抱え、そのシングルスカルには、落水したままの漕ぎ手が1人が抱き付いている。
私ならば、回復して漕ぎ続けるか、トランシーバで救援を求めるところなのだが、トランシーバは生憎持っていないと言う。
モーターボートは動いているのだが、パラローイング団体の運転で、彼らが沈して曳航している事に気付いているのか、いないのか、全く救助に来る様子は見受けられない。
流石、我が艇長である。人命救助に向かう。艇はクォドに任せ、我がナックルフォー艇に沈した漕ぎ手を引き揚げ、そのまま、我々は練習プログラムを続けたていた。
最終的には漕艇場職員の方がモーターボートで駆け付けてくれ、ボートと漕ぎ手はモーターボートで戻って行った。
- 高校生は専らシングルスカルを漕ぐ。シングルスカルは沈が当たり前。漕がす以上は指導者は沈に対する指導は必須である。
- 沈からの回復を修得させる。沈から回復できない者にはシングルスカルを預けないのは米国流かも知れないが、最善である。
- シングルスカル各艇にトランシーバを配分してはトランシーバが幾つ有っても足らない。クォドルプルには必ず持たせ、他艇の沈を確認したら指導者に報告させる。これも必須である。
- しかし、パラローイングもパラだけでなく、湖全体、周囲に気を付けて欲しい。ボートを始める前にSeamanShipを忘れてはならない。
以上
1xer-novice
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