何年前だかYouTubeに「シングルスカルを始めたい人へ」を投稿した。
この3月くらいから視聴回数が伸び始めてきた。とは言え、300位ですが。
そんな伸びが気になり、宮ヶ瀬湖ボートクラブでシングルスカルを漕ぐ時に自分が気にしていることを動画にまとめた。どちらかと言えば、宮ヶ瀬湖をシングルスカルで漕ぐ場合に船長として安全にコース取りを考える航法についてまとめた。
シングルスカルは元来不安定で、オールから手を放せば転覆する。転覆を沈と呼んでいる。沈は滅多に起きない。しかし、滅多に起きないだけに、助けられる方も助ける方も、余り洗練されてない。故に、間違えば結果を予測できない。
そんなんで、今回は安全上、最も重要であるシングルスカルを漕いでいて、沈した時の救助の要請を無線で行う通信要領についてまとめた。
条件として
- 宮ヶ瀬湖ボートクラブのシングルスカル練習は、救助艇(モーターボート)無しでは実施しない。
- シングルスカル練習は、気象条件と漕ぎ手の希望により、宮ヶ瀬湖の正面湖(艇庫前)と本湖に分かれる。
- 本湖、ここは最も遠い南1千mブイ迄、出発点となる台船から4千mある。モーターボートの時速でも最南端迄、10分は掛かると予想される。
- この場合、救助艇は本湖に行くことが出来ない正面湖で練習するシングルスカル(ビギナ)を監視する。
- 本湖練習組には、無線機(トランシーバー)を預け、何かあったら、無線で救助を求める。
- 無線機は数に限りがあり、本湖で練習する全シングルスカルには配分されないので、無線機を預かった者は、他のシングルスカルの沈を報告することが要求される。
- 練習開始前、救助艇担当とシングルスカル練習者の間で、大まかな打ち合わせがあって、その際、救助要請の方法について打ち合わせておくことも理想である。
沈通報で重要な点
- 沈した位置を救助艇に正しく伝えること。
- 位置の基準は本湖に敷設されている11個のブイである。
- ブイ位置を基準にして沈位置を特定する為には方角と距離の伝達が鍵。東西南北を確り言える様にしておく。
- 沈通報が発せられたら、当該無線局を除き、一切の発信を中止し、救助を妨げる交信は行わない。
では早速動画をご覧下さい。通報例は、航空機の遭難信号「メーデー」を真似ました。
- 宮ヶ瀬湖の南北は大雑把に定義してますが、感覚的に受け入れられると思います。
- 宮ヶ瀬湖の軸の方角は330°-150°です。南北は0°-180°。30°分はネグレクトします。
シングルスカルで沈した時の無線での救助の求め方(例文)
沈発生、沈発生、沈発生、こちらはスカルツー、スカルツー、スカルツー位置北1500ブイの北東50m、北1500ブイの北東50m、北1500ブイの北東50m以上
です。
ご安全に!
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1xer-novic
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