それは頭を4針縫う傷を被ったことです。
漕艇の準備中、D2のオールを下ろそうとしたところ3本しかない。
代替オールを探している時、悲劇は起きた。
別の3本のオールが自分より1mほど高い、カラー掛けから外れて落ちてきた。
1本が頭に当たった。痛いと感じたが、頭皮が切れているとは感じなかった。
D2で出るつもりで、被っていた帽子に、飛散帽子の紐を付けようと帽子を脱いだら、帽子が何と出血で真っ赤つか。これには流石に驚いた。
自分では見ることができない部位なので、皆様に見て頂く。
Mrsさんが救急箱から見当たる医療品で応急処置を、KgcさんからMrt病院を教わる。Krdさんは止血タオルを巻いてくれた。
病院には一人で行った。出血で汚れた帽子、タオル、シャツ等、そのまんまで、車で行った。Navは便利、間違いなく教わったMrt 病院に道案内してくれた。
病院の受付も血だらけの私を見て急患扱いとしてくれた。
担当のKn先生は迷いなく傷が開いているので、ホッチキス4針で私の頭皮を縫い合わせた。このホッチキス、10日後に取る。私の場合、2週間後にしました。
縫合された頭皮 |
血で染まった帽子と衣服 |
何でこんなことが起きたのか。
早い話、オールを掛けるオールラック。
これにはスイープオール用とスカルオール用がある。これが一連の場所に混在していて、それらがどちらか識別できない状態にありました。
つまり事故はスイープオール用ラックにスカルオールが掛けられていたので、それが落ちてきたと思われます。
もともと艇庫の構造上、スカルオールはかなり高い位置に保管されているため、落下高さが高いことも衝撃の大きさに繋がりました。
スイープオール用ラックにスカルオールを掛けた場合、オールのカラーの半分位しか乗ならない。つまり片側にスカルオールが寄った場合、反対側のカラーはラックから外れると言う不安定な状態が生じるのです。
元々オールの寸法精度に対し、ラックの製作精度はかなり大まかだと思います。
対策は、スカルオールラックとスイープオールラックを混在させるなら、それらをきちんと認識させるマークが必要で、スイープオール用ラックにスカルオールを絶対に掛けさせないことです。これ本当に大事です。どうして長い間、これに気付かずスイープオール用ラックにスカルオールが掛けられていたのか?
私も含めて、この不安全要素に誰も気付かなかった。疑問に、思わなかったのでしょうか?
安全確保するには、現状に対して疑問を持つ感性とそれに基づく行動が必要です。ボーっとしていては、駄目なのです。
ボートクラブの長い歴史のなかで、4針も縫う活動上の事故は今まで無かったと記憶しています。
安全を口癖にしておきながら、自分自ら事故に遭遇するなんて、自分の何処かにまだまだ甘さがある。
不安全要因は積極的に自分達で芽を潰さねば…いけません。
ご安全に!
Over
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