宮ヶ瀬湖、ビジター逆航のケース
大事には至りませんでしたが、
何処かが間違っています。
問題はどうして間違ったのでしょうか?
ポイント
- 設置されたレーンを漕ぐこと。とレーンが設置されていない水域を漕ぐこと。この違いの把握は大変重要です。
- 設置されたレーンを漕ぐ場合は、前後の艇に気遣いながらコース内を漕げば良いのです。
- 宮ヶ瀬湖の様な、全長凡そ3キロ、巾300m の水域では、レーンが無いので自由に漕げると言う潜在意識があると思われます。しかし、これは間違いです。
- 背中を向け合い接近するスカルが衝突防止の為に、宮ヶ瀬湖の場合、全部で11個のセンターブイを基準に右側通行しなければなりません。
- 一つだけ、北500mブイだけは、規則を遵守すると危ないです。
- 今回の事象はやまびこ大橋下の0ブイ付近で私が逆航するダブルスカルと出逢いました。
- 良くブイを見て逆航しない様にとの注意があります。
- しかし、もっと大事なのは、出艇前に、自分は今日の練習で宮ヶ瀬湖に航路をどう描くか。それを決めて置くことだと思います。
- 湖象によっては第1案は不可能かも知れませんので、副案も必要でしょう。
- 私は、この日は、北1,500ブイを出発し、南1,000ブイを回航し、北1,500ブイに戻る。と決め、多少、湖象は荒かったのですが、実行しました。
- 練習航路の設定計画段階でも、基準となるのはブイになります。ブイに対し、横方向の間隔をどれくらいの取るか。とか。どこのブイを回航するか、とか。あなたの航跡は線です。計画段階でブイを基準に線を描いて見ましょう。
- 計画を実行する段階の漕艇中でもブイが基準になります。次のブイが肉眼で見える前に、次のブイを心の中で見えていることが必要でしょう。どういう事かと言えば次に到達するブイを予測することが大事です。それに確実に近付く為、どう漕いだら良いかを考えながら。
- 今回、0ブイ付近で起きました。0ブイの特徴はやまびこ大橋の2つの橋脚のど真ん中にあることです。
- つまり、ブイが確認できなくても、やまびこ大橋の橋脚間の中央を意識して、その西側を南下することでも、右側航行は可能です。
- ブイが1直線上に並んでいる場合は、過ぎ去ったブイで構成される仮想線を基準にすることも一案です。
- 今回のダブルスカルはビジターがクルーでした。ビジターさんは特に馴れない水域ではブイの位置を事前に確認し、航路の計画を立て、計画に従って漕いで、逆行を注意しましょう。
- 多分、やまびこ大橋の橋脚のど真ん中に0ブイが存在するなんてこと、意識していないので、ブイを見ようとされなかったことが第一原因と思われます。
- コースが設定されていない広い湖での航行の安全を確保するためには、漫然と出艇するのではなく、大海に出る前にブイを基準とした計画が大事です。とのご案内でした。
ご安全に!
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