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2018年4月30日月曜日

【安全】トランシーバーはシングルスカルには命綱

個人シングルスカラーにはトランシーバーは命綱

   指導監督者に監視されていないシングルスカルにとってトランシーバーは命綱です。
 私は相模湖でシングルスカルの練習を開始した時からトランシーバーを貸与されています。そのお陰で、冬でもモーターボートによる救急体制が取られている為、我々個人素人はシングルスカルを冬でも漕がせて頂けます。
 今は相模湖の個人シングルスカル愛好者も多くなって、トランシーバーの数は当初より倍増しました。

 さて先日、宮ヶ瀬湖はシングルスカル初練習日、シングルスカル開放日にはモーターボートを出して監視をしてくれます。監視ボートから最も離れるシングルスカル、実は私には、トランシーバーを携行させて頂きました。

 2018.4.28土、宮ヶ瀬湖ボートクラブ、シングルスカル解禁の日、私がトランシーバーを実際に使った様子を動画でご覧下さい。

トランシーバーの使い方(ポイント)
  • 貸与されたら、電源を入れて他のトランシーバーと通信が確立していることを確認します。相手方のトランシーバーで受信できていることを確認します。
  • 電源が入っていても、周波数が違っていては通信が不可能です。その確認にもなります。
  • トランシーバーの紐の長さを十分に長くします。トランシーバーはシングルスカルのストレッチャーバーに括ります。それは、シングルスカルが転覆した時に失わない為です。
  • 括っていれば、転覆しても直ちに使用可能です。応答も直ちにできます。
  • 紐の長さが十分でないと、話をする時、トランシーバーに口元を寄せなければなりません。これはシングルスカルのバランスを維持する上では適当ではありません。背筋を伸ばしたままでも、トランシーバーを口元に持って来れるよう、十分な長さに調整します。
  • 基本、トランシーバーは片手で使いますので、利き手の側のストレッチャー・バーに括り付けた方が良いと思います。
  • 呼び出しを受けたら、シングルスカルの場合は先ず安定を確保してから、応答します。慌てて転覆しては、元も子もありません。
  • 転覆した時、自分の位置を正しくモーターボートに伝えるために、ブイの位置を覚えておきましょう。北側は1,500迄、南側は1,000迄、因みに0はやまびこ橋真下です。
  • それからブイの東西南北にどちらにいるかも、伝えられると良いです。

実際の使い方を動画でご覧ください


  • 私の使い方で不味い点は、言い手と聞き手の切り替え時に使う「どうぞ」が入っていない。「どうぞ」を言ったら発信は止め、聞き手になり、相手が「どうぞ」と言ったら発信します。これが効率の良いトランシーバーの使い方です。
  • 自分の位置を正確に伝えていない。この場合でしたら、最寄りのブイの位置を伝えるべきでしょう。
最後に
  • 沈したら、回復試みる前に、何処で沈したか、正しく伝えましょう。例、750m北ブイの北東100m、風は南風。
  • 風向きを正しく伝えると流される方向が推測できます。
  • 動画の通り、漕艇中のシングルスカルはトランシーバーで呼び出された時、応答するまでに、多少時間が掛かります。
  • 呼び出した方は呼び出し後、しばし待機をお願いします。間を取らない連続呼び出しは、シングルスカルからの応答を遮ってしまいます。
  • トランシーバーは関係ある水域の利用者が全部の情報を共有できる様に1周波数に限定して使った方が良いです。
  • その為には、発信者は「Xさん、こちら、Yです。聞こえますか?」続いて「Yさん、こちらXです。聞こえます。どうぞ」で無線通信を先ず確立します。
  • 確立後、一連の用件が済むまでは、他局は、その通信を邪魔しないようにします。これ大事です。
  • 通信の確立後は「Xさん、こちらYです。(以下用件)、どうぞ」の定型コールが必要です。一体、誰から誰への」が重要になってきます。
  • 一連の通信の終了は「Xさん、こちらYです。了解」で終わりとなります。これ以降、他局が、別の通信をしても良いことになります。
  • 但し、「緊急」の呼び出しがあった場合は、緊急の要件が優先されますので、一般の通信は、この緊急が終了するまで、静粛を保ちます。
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